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あるのは、たったひとつの思いだけ。


2014/12/01
前回は、10年来の愛車が旅行先で突然壊れてしまった話でした。
それを機に、自分の本当の望みを受け止める、という復習ができたのでした。
→それが自分の本当の望みだったんだ。(2014.12.1公開)

今回はその続きを書いてみます。
よかったら前回の記事を読んだうえで、お付き合いください。

宿のチェックアウト時間ぎりぎりまでお部屋でのんびりした後、昨日借りたレンタカーで、一碧湖へ向かいました。ちょうど今、紅葉が見ごろなのだそうです。

そういえば、ここへ来るまでの道のりでも、各所で見事な紅葉を目にすることができました。車窓から見る色とりどりの葉っぱを見ながら、この世界はなんてカラフルなんだろうと、感激することしきり。その感激は、レンタカーに乗ってからも続きました。

私たちが宿を取ったのは、観光地でもあり、別荘地でもある伊豆高原です。緑と紅葉で彩られた林の中に、こじゃれた建物が連なり、ところどころにカフェやギャラリーがあります。その景色は、ある意味「いかにも!」なんですが、この日はそんな「いかにも感」をシンプルに楽しんでいました。

そして、ふと思いました。

アブくんに乗ってても、レンタカーに乗ってても、こうした景色は変わらない。どんな状況だって、目の前の景色を楽しむことはできるんだよな…。

と、そのときです。
今まさに乗っているレンタカー・Vits から、声が聞こえてきました。

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Vitsくん
ようこそ~!!!

なおちん
はい???

Vitsくん
僕はいつも、こんなふうにみなさんをお迎えしてるんだよ。
なっかなか、気づいてもらえないけど。
まさか、聞いてくれるとは思わなかったよ。
嬉しいなあ~(^-^)

なおちん
ありゃりゃりゃ…。そんなに喜んでもらえて、私も嬉しいよ。
ありがとう。

Vitsくん
ここは地元だからさ、何でも聞いてね。
どこでも連れてってあげるよ。

なおちん
うわあ…頼もしいね。ありがとう。
あ、そうだ、あとであなたの写真を撮っていい?
この出会いは、おそらく一期一会だろうから。

Vitsくん
え、ホント~? うっれしいなあ!
勝手に写真撮られることはあっても、こんなふうに言ってもらえるなんて、めったにないからさ。いい男に撮ってね。

なおちん
う、うん…! がんばるよ。

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ほどなく私たちは一碧湖の駐車場に着きました。
駐車場自体は、なんてことない場所です。せっかくVitsくんの写真を撮るなら、もっときれいな場所がいいよな…。一瞬、撮影を先送りにしよう、と思いかけたところで、気持ちが変わりました。

「いつか」とか、「あとで」とかいいながら先送りにするのはやめよう。
せっかく撮ろうと思ったのだから、今撮ろう。
あとでもっといい場所が見つかったのなら、そこでもう一度撮ればいいのだから。

なんてことない駐車場で、しばしVitsくんの撮影を楽しみました。
彼曰く、「ちょっと目が出てるけど、なんとなく切れ長ってのがいいと思うんだよね、僕の顔。なおちんも、そういうの好きでしょ?」とのこと。

ええ、ええ、おっしゃる通りです。
思いがけず、楽しい撮影になりました。

その後は一碧湖の周りをゆるゆるとお散歩し、紅葉の撮影を楽しみました。今回改めてわかったことがあります。自分、「葉っぱの世界」が好きみたいなんです。気がついたら、広い紅葉の景色をしり目に、ピンポイントな葉っぱばかり撮ってました↓
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なんだかマニアックな視点に我ながら、笑えます。
今年買ったマクロレンズは、自分にぴったりのおもちゃだな。いい買い物をしました(^。^)

湖畔の散策を楽しんでいたら、時刻はすでに午後1時、そろそろランチの時間です。予定では、以前ちらっと見かけた、隠れ家レストランへ行くことにしていました。このレストラン、隠れっぷりがハンパではなく、ネットでいくら調べても詳しい情報がわかりません。出たとこ勝負も面白いと思い、9分9厘、そこに行くつもりでいました。

が、せっかくなので、Vitsくんにどんなお店か聞いてみました。
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Vitsくん
あー、あのお店なら知ってるよ。
うーん、悪い店じゃなけど、なおちんたちが期待するようなきめ細かいサービスやおもてなし…はないな。
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その一言ですべてを悟りました(笑)。
ええ、ええ、リゾート系観光地のおうちカフェでありがちな、外れパターンですな。すべてにおいて、残念なお店。最悪ではないけど、なにをどう改善すればいいかわからない、残念なお店。店主ご自身がそれに気づいてないところが究極に残念なお店。

基本的に、個性がにじみ出ちゃってる店や尖がってる店が好きなので、我が家にはパスだな。

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Vitsくん
なおちんたちが一発で気に入るお店に連れてってあげるから、ネットで調べてごらん。
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Vitsくんのいうとおり、食べログを眺めてみたら、一発で「ここだ!」という店が見つかりました。こだわりの素材を丁寧に料理して食べさせてくれる自然食のお店です。

私はおいしいものが好きで、外食も好き、旅も好きなのですが、外食や「旅行メシ」が続くと、無性に「おうちごはん」が恋しくなってしまうんです。胃がホームシックにかかる感じ(笑)。 昔は一週間程度の出張でも耐えられましたが、最近は2泊がぎりぎり。3泊以上のときは、キッチン付きの部屋を予約して、朝は自炊したりしています。

そんな自分にとって、今回のお店は願ったり叶ったり。
他にも華やかなおすすめの料理があったのに、夫婦そろってわざわざカレーを食べてるところが笑えます。期待通り、お母さんが丁寧に作ってくれたような、奇をてらわらない優しいお味でした。
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この場所なら日帰り圏内だから、また来ちゃうかも。そう思えるお店に出会えて、幸せでした。

調子に乗ってデザートも楽しんでいたら、早くも岐路に着く時間になりました。伊東の駅でレンタカーを返したら、JRでそのまま最寄駅まで帰ります。こんなことでもないと、伊東から電車に乗ることはないので、帰り道もまた楽しみでした。

Vitsくんに乗り込み、いよいよレンタカーの営業所が見える、というところまで走ってきたとき、なんとも言えない感覚がわいてきました。ふだん自分は、いろんなもの(たとえば自分や他の人の身体や潜在意識、モノ・場所のエネルギーなど)を感じとり、そのときの様子を対話形式で再現してブログに書いています。

しかしこのときは、知覚される思いや感覚が、自分のものなのか、Vitsくんのものなのか、区別できない状態でした。

 短い時間だったけど、一緒に過ごせて楽しかった。
 本当に、本当にありがとう。
 いい一日だったね。いい旅になった…


そこには、なおちんと名づけられた「私」という個も、Vitsくんという車の形を借りた象徴も、存在していませんでした。あるのは、たったひとつの思いだけ。たったひとつの温かな感覚だけ。

しばしその感覚を味わったあと、ふと思いました。

この出会いは一期一会だから、とか、
明日はどうなるかわからないから、とか、
そんな理由がなくたって、
今目の前にあるものすべてと、心をひとつにすることはできる。

明日もまた同じように会う人とだって、
今日初めて出会ったかのような気持ちで、
明日はもう会わないかのような気持ちで、
「今」という一期一会をまるごと体験することができる。

私たちは、ある特定の性質をもつ、いつもと同じ自分、いつもと同じ誰か、いつもと同じ何かが、ずっとずっと続いていると思っている。みんなでその思いを共有して作り上げたのが、この世界だ。この世界にあるのは、知覚とそれに対する解釈でしかないんだ。

だけど、真実は違う。

一瞬一瞬が、この世界で唯一体験できる真実の影。
今ここで味わえるものだけが、唯一、実在的なもの。


ひとしきりの思いとそれに伴う感覚が過ぎ去ったころ、ちょうどレンタカーの営業所に着きました。そのあと、帰りの電車に乗るため、伊東駅に向かいました。初めて利用するホームで、あたりの景色を新鮮な気持ちで見つめていたら、こんな思いがわいてきました。

いつも利用している最寄駅のホームにいても、こういう気持ちであたりを見つめることはできる。そのとき、何が見えるのだろう。


おそらく、年内最後となる旅は、いろいろな意味で印象深いものとなりました。
ホント、楽しかった。ありがとう。
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-心のコソ練(R)で 自分スペシャリストを生きる- 山崎直美事務所 株式会社

本ブログの過去記事も、順次再編集し、ホームページに移行していきます。
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なお、過去記事を時系列で読みたい方のために、本ブログはそのまま残しておきます。私と似たようなプロセスを生きる、どなたかのお役に立てたら嬉しいです。

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自分はここで何を見たいのか | それが自分の本当の望みだったんだ。

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