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平和への祈り


2015/01/27
前回は、こんな記事を書きました。
→うちなるひとつの声を分かち合う(2015.1.27公開)
http://voiceoftruth.blog.fc2.com/blog-entry-338.html


例によって、心に浮かぶがままの言葉を書きとっているうちに、当初意図していたのとは、若干違う内容になってしまったのでした。若干違う、と書いたのは、書き上がった文章を読み返したら、当初の意図と全然違う、というわけでもないな、と感じたからです。

ということで、前回意図していたことを改めて書いてみようと思います。


1/20(火)のグループリーディング会に、愛用のヴァイオリンをもって参加してくださった女性がいました。彼女はその日のことを、ご自身のブログに書いてくださっています。
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▼楽しいことしてみよう!ヴァイオリンやお金磨きや…(ささきみほ さん)

相棒くん(ヴァイオリン)の話しを聞く その1
http://enjoy484.blog79.fc2.com/blog-entry-485.html


相棒くん(ヴァイオリン)の話しを聞く その2
http://enjoy484.blog79.fc2.com/blog-entry-486.html


相棒くん(ヴァイオリン)の話しを聞く その3
http://enjoy484.blog79.fc2.com/blog-entry-487.html


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みほさんのブログの記事にも書かれている通り、みほさんの相棒であるヴァイオリンを通して感じた「平和への祈り」は、並々ならぬものでした。

私はこの日、相棒くんから感じ取ったエネルギーを、人間にもわかる言葉に翻訳して伝える作業をしていたわけですが、「平和への祈り」はとてもじゃないけど、言葉にして伝えられるようなものではありませんでした。当日は、「相棒くんの平和への祈りは、並々ならないものがあるよ。」と言うのが精いっぱい。


その後、みほさんがご自身のブログに相棒くんの言葉を綴ってくれたおかげで、当日、自分の心で何を感じ取っていたのかを、少し客観的に捉えられるようになりました。
みほさん、改めてありがとうございます。
自分の心に起こっていたことを、少しずつ言葉にしてみますね。


私がこの相棒くんとじっくり話をするのは2回目です。はじめて話をしたとき、彼は、「(みほさんと出会って)生まれてはじめて愛された」とつぶやきました。この言葉を受け取ったとき、ハートがぎゅーっと締めつけられるような切なさを感じたのをよく覚えています。

みほさんのお話によると、相棒くんがこの世界に誕生したのは200年近く前です。傷だらけの身体をみても、今日に至るヴァイオリン人生が平たんではなかったことが容易に想像できます。争いや死が、今よりもずっと身近だった時代を長く生きてきたのでしょう。


先日、一年ぶり二度目の対談?が実現したとき、以前は感じられなかった、深い喜びが相棒くんから伝わってくるのを感じました。心の中でその喜びの源をたどり、どうにかして映像として見たい、と意図したところ、見えてきたのは、「音楽のある日常」でした。

楽器を習い始めたばかりの幼な子が拙い手つきで演奏するのを、家族全員で見守り、聞き入っている風景とか、楽器好きが集まって思うがままにセッションをしている風景とか、老夫婦がピアノとヴァイオリンで、たぶん初心者向けの練習曲を合奏している風景とか。

一流の音楽家が一流の舞台でプロの演奏を聞かせるような風景ではないんです。むしろそれとは対極にある風景、うまい下手は関係なく、人々がただ音楽を楽しむ風景です。

そこに音楽があって、集っている人の笑顔があって、ただ楽しさがある。
そんな日常の風景でした。

そういえば、私がはじめてみほさんの演奏を聞いたのも、そんな場でした。気心の知れた仲間が集まって、自由に自分の一芸を披露する場。相棒くんと初めてお話をしたのは、そのときでした。

今思うと、人が集まって、ただ音楽を楽しむ場にいられたことを、相棒くんは私たち以上に喜んでいたのかもしれません。きっと相棒くんにとって、ごく普通の日常に音楽があることが、平和の象徴であり、「そこにいたいんだ」と、ずっと待ち望んでいた風景だったのでしょう。

リーディング会の当日は、今書いてきたようなことが、一瞬で心のスクリーンに浮かび上がり、知覚した瞬間消えていきました。それらの象徴的な風景から「平和への祈り」が強く伝わってきたのだけれど、それを適切な言葉に変換して表現する余裕は、そのときの私にはありませんでした。

みほさんが書いてくれたブログ記事を読んでいたら、当日受け取った感覚がありありと蘇ってきました。ええ、まるで再現フィルムを見ているみたいに。再現フィルムをゆったりと眺め、相棒くんの思いに寄り添っていくうち、ふと気づきました。

これと似たような思いを、私は知っている。

そのとき、再現フィルムの内容が一瞬で切り替わりました。見えてきたのは、自分が幼いころ体験した光景でした。物心ついたときには、祖父母・おじ・おば・いとこが近くに住み、しょっちゅうみんなで集まって食事をしていたのに、ある時期を境に、親戚・家族ががバラバラになったのです。毎日のように会えていたみんなとは、年に1、2回しか会えなくなりました。

祖母とおじ・おば・私の母のなかには、ファミリーカルマともいうべき深い葛藤と確執がありました。実母であっても、もはやそばにいられない、と感じたおじ・おばたちは、自らを守るために祖母の元から離れていったのです。私の母も、祖母の家から離れた場所に住むことを選びました。おじ・おば・母が抱えていた痛みや事情を知ったのは、私がもっと大きくなってからのことです。

そんなことを知る由もなかった幼い私は、折に触れ、「なんで、みんな仲良く一緒にいられないんだろう。どうして、すぐみんな怒るんだろう。どうして、すぐ喧嘩になっちゃうんだろう。」と思っていました。そう思う度、悲しみで心がいっぱいになり、「みんながもう一度仲良く、一緒にすごせますように。」と祈ったものでした。

ずっと思い出すことのなかった幼い日のストーリーが一瞬で消えた後、ふと、気づきました。

この悲しみ、この祈りは、私一人のものではない。
私たち全員が、何らかの形で、ずっとずっと抱いていた悲しみ、祈りだったんだ。
相棒くんから感じた「平和への祈り」は、今まで相棒くんと一緒に過ごしてきた人たちが抱いた「平和への祈り」、そう、私たち全員が心の奥で抱いている「平和への祈り」だったんだ。


どこにどんな形で平和を見出すのか、それをどんな言葉で表現するのか、はたまた表現しないのかは、人によって違うかもしれません。かくいう私だって、ふだんは「世界平和」なんて言葉を口にすることはめったにありませんし。

ただ、表現しようがしまいが、痛々しいくらいの、一方で神々しいくらいの平和への祈りは、誰の心の中にもあって、それを体験したいがゆえに今を生きているのだと思います。
もっと正確にいうのなら、一度は自らの意志で忘れ、自ら壊してしまった平和を思い出すために、生きている。

そんな思いがふと心に浮かんで、すとんと腑に落ちました。

私たちの心の中には、平和なんて思い出したくもない、争いや罪悪感のある世界をもう少し楽しみたい、という思いも少なからず存在します。罪や争いのある世界を体験したくて、私たちは「この世界」という幻想を作ったのですから。勝ち負けや優劣のある世界って、ある意味、とても魅力的なんですよね。

ちなみに、こうした思いは、よほど心を見る訓練をしていないと、等身大に出てきません。とくに、節制と学びを重ねることで、よき思いだけを抱き続けたい、と努力している人にとっては、悪魔的ともいえる思いが、自分から出てくるなんて、決して認めたくないでしょうから。彼らが目をそむけている思いは、彼らが見る世界の中に投影されます。「見たくない、認めたくない」と必死に否定しているものが、見えてしまうパラドックス(笑)。

本気で平和を選ぶ、という選択は、ご立派系の人たちが実践しているような、美しいプロセスではない、と私は思います。自作自演の幻想に翻弄され、ときに打ちのめされそうになりつつも、真実を見たい、体験したいと意図し続ける、泥臭く地道なプロセスじゃないでしょうかね。ま、この辺りの話は、別の機会にまた改めて。

私たちの心は、油断をするとつい、回り道をし、大切なものと大切でないもの、幻想と真実を混同してしまいます。ときには、心をよぎる悪魔的な思いを、自分の本当の声や神の声だと勘違いし、とんでもない行動に出ることもあるでしょう。

それでも、私たちが心の奥で分かち合っている思い・祈りは同じもの、たったひとつなのだと思います。本当に存在しているのは、それだけ。今回は、モノの声を聞く、という変化球で、これが感じられて楽しかった。

『奇跡のコース』のなかに、

「神の子供よ、あなたが創造されたのは、善なるもの、美しいもの、聖なるものを創造するためである。これを忘れないように。」

という記述があります。私が大好きな記述のひとつです。


これから、みほさんと相棒くんは、善なるもの、美しいもの、聖なるものを一緒に創造していくのでしょうね。そして、みなさんや私も、わたしたちを支えてくれる相棒と一緒に、創造していくのだと思います。

今年は、そんな姿がたくさん見られるといいな。


おーーーーー。
前回のグループリーディング会のお題は「愛用品・相棒の声から読み解く今年のテーマ」でした。ちゃーんと自分のところにも、今年のテーマやってきたよ!

おあとがよろしいようで(^-^)


ちなみに、このお題でのリーディング会が楽しかったので、2月にあと2回やります。ご縁のある方はぜひ。
遠方で来られない、日程が合わない、けど興味はあるという方は、「あなたの愛用品からの手紙」を。ようやく腹が座って、お披露目できるようになりましたので、これ(^-^)

→直観メッセージ制作サービス「あなたの愛用品からの手紙」リターンズ!
http://voiceoftruth.blog.fc2.com/blog-entry-259.html
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-心のコソ練(R)で 自分スペシャリストを生きる- 山崎直美事務所 株式会社

本ブログの過去記事も、順次再編集し、ホームページに移行していきます。
よかったら、ホームページでも、引き続きおつきあいくださいませ。

なお、過去記事を時系列で読みたい方のために、本ブログはそのまま残しておきます。私と似たようなプロセスを生きる、どなたかのお役に立てたら嬉しいです。

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