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クリエイターとアーティスト(2)-どちらのスタンスが好きか


2015/04/01
ふと思い立ち、クリエイターとアーティストというテーマで
記事を書きはじめました。
たぶん、数回シリーズになる予定。今回は2回目です。

初回となる前回は、こんなことを書きました。
クリエイターとアーティスト(1)
-そこに意図はあるのか?(2015.3.30公開)



ここでいうクリエイターとは、
意図をもって創作・表現しようとする姿勢、
アーティストとは、意図にしばられずに
創作・表現しようとする姿勢をさします。

あくまで、私の意味づけであって、
一般的なものではありません。

ではでは、今日のお話を始めます。

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私のところには、音楽・お芝居・絵・写真・ダンスなど、
なんらかの形で表現活動をされている方が
たくさんいらっしゃいます。
モノ作りが好きな人、料理好きな人もいるなあ。
こうした方たちと、ご縁があるのでしょうね。

みなさんの姿を見ていますと、
実際の職業・肩書とは別の次元で、
その人に合った表現のスタンス、
「らしさ」を分かち合うスタンスがあるように思うのです。

アーティスト的なスタンスが好きな人、合っている人は、
その通り、意図にしばられずに創作・表現をすることで、
「らしさ」が自然に分かち合われていきます。

彼らは、
あなたは、どんな人のために、
なんのために表現しているの?
と質問されると、ときに困ってしまうのですよね。

だって、それには関係なく表現したいんだもの(笑)
ぶっちゃけ、それはどうでもいいんだもん。

そんなことより、
自分が表現したいものを、表現したいように
表現することの方が大切。


私が見る限り、アーティスト的な表現をしている人、
そうした表現をしているときは、
意図に囚われない姿勢を貫くことで、
面白いことが起こる場合が多いように思います。

ヒトにどう評価されるかよりも、
自分が表現したいこと・伝えたいことを大切にする、
そういう姿を見せることで、
結果的に、人の心を動かしてしまうんですね。

本人は好き勝手に表現しているだけなのに、
自分の想像を超えたところで、
誰かに喜んでもらえたり、誰かと幸せを分かち合えたりする。

こうした出来事を見せてもらえることが、
自分にとっては、喜びでもあります。

-------

クリエイター的なスタンスが好きな人、合っている人は、
意図や目的があってはじめて、
「らしさ」を発揮することができます。

逆に、こういうスタンスの人は、
あなた自身は、何を表現したいの?と
質問されると、困ってしまう。

だって、そこは、どうでもいいんだもん。

彼らにとっては、自分がどうしたいかより、
自分が表現することで、どう役に立てるか?が大事。
意図や目的を果たすためには、
どう表現すればいいのか?が大切なんです。


ところがところが。
自分自身の思いや意図、方向性がなくても、
その人の作品には、ちゃんと「らしさ」が現れるものです。

自分ではない、他の誰かのために作ったものであっても、
ちゃんと、その人らしさは出るのですよね。

クリエイターの真髄は、
誰かの意図・誰かの思いを、
その人以上に表現し、伝えようという気概、
自分が創造・表現したもので、
誰かを幸せに導くのだ、というコミットなのだと思います。
これが、「らしさ」の源になるのでしょうね。

こういう作品や、こうした人に出会えるのも嬉しい。
私、職人やマニアが大好きなので(*^_^*)

-------

私が出会った、「これぞクリエイター」の一人が、
オリジナルキャラクター・どやーず。の
フィギュアを作ってくれた女性です。

ちなみに、どやーずとはこの二人。
立ってる方が「どやや」、座っている方が「どやじ」です。
名前は、仲間のみんながつけてくれました。


どやーず。の前身は、セミナーのテキストや教材の片隅に
ちろっと描いていたキャラクターです。
当時は「小さいなおちん」と呼んでいました。


どやーず。を立体化してくれた彼女に出会ったのは
4年前の春です。
親しくしている友人の、同級生の娘さんが
東京芸大の大学院で映像を作っている、と聞き、
引き合わせてもらいました。

友人から彼女の話を聞いたとき、
「小さいなおちん」が立体になったら面白そう!と
思いついたのです。

ええ、そこには意図も何もありません。
単なるノリ。ただ、面白そうだと思っただけ(笑)

いい年こいた大人の、たわいのないお遊びに、
彼女はよくつきあってくれました。
凄腕映像クリエイターに、エライ仕事をさせてしまった。

…まいっか。

4カ月にも及ぶ「小さいなおちん」立体化プロジェクトは、
本当に楽しいものでした。

私が彼女に渡したのは、こんな感じのラフ画だけ。


冷静に考えたら、これ立体にはなり得ません。
身体に比べて足が極端に細くて小さいし、
眉毛なんか、飛び出ちゃってるよ(笑)。

それを見事に、3Dで再現してくれたのですから、
すごい…というか、もはや神業。

しかも、私が描いたラフ画以上に、
「小さいなおちん」らしさが表現されている。


たぶんね、彼女は、私と同じソースにアクセスし、
それを3Dという形で表現してくれたと思うのです。

ちょっとドヤってる感じとか、
うっすら間抜けな感じとか、
だいぶトボけた感じとか。

私がうまく言葉にできないところ、
感覚でしか伝えられなかったところを見事に受け取り、
私の想像を超える形で表現してくれました。

ここはホント、すごかった。


彼女は当時25歳、私とはちょうど、
めいと叔母くらいの年の差でした。

フィギュア制作の打ち合わせで会ったときなど、
いろんな話をしたものです。

あるときふと、彼女がこんなことを言いました。
---
私は、これを作ってほしい、と言われたものを
作るのが好きなんです。
求められたものに、最大限こたえていくのが好き。

大学の課題とかで、
オリジナリティを要求されると、正直凹みます。
 
私の創るものは、ホント平凡なんです。
つまらない…
---

私自身は、彼女のオリジナル作品を
平凡だとも、つまらないとも思いません。
ただ、本人的には、どうも…なんでしょうね。

そんな彼女の様子を見ながら、
彼女はきっと、社会に出てからの方が
楽しく表現活動できるだろうな、と感じていました。

つい先日、出会いのきっかけをくれた友人を介して、
彼女がまた活動の幅を広げた、と聞き、
本当に嬉しく思いました。


-------

彼女のように、基盤となる表現のスタンス・
適性・好みが明確な人もいれば、そうでない人もいます。

私もどちらかといえば「そうでない人」かもしれません。


そうであってもなくても、
表現のスタンスが、どちらか一方で固定されることは
めったにありません。

一人の人間の表現・創作活動であっても、
状況や、分かち合うものによって、スタンスは変わります。

次回はこの辺を書いてみようかな。
よかったら、またおつきあいください。

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